メキシコの Andrés Manuel López Obrador 大統領が
就任(01/12/2018)以来,初めて外国を訪問したようです。
初外遊です。
訪問先は,アメリカ合衆国です。
北米自由貿易協定(NAFTA)をトランプ大統領に破棄され,
今月から(01/07/2020)から発効した新しい協定
アメリカ合衆国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)を
世界にアピールする目的のようであるが,
アメリカもメキシコも,両大統領による自国民に対しての
アピール(選挙対策)になっている面はまちがいないでしょう。
トランプ大統領の方は,多くのメディアが伝えているように
自国民に,自分のやったことをプラス評価してもらうために
このタイミングである必要があったのでしょう。
(下写真は,本日朝の民放TVの画面)
実は,アムロ(メキシコ大統領の愛称?)さんにも,
必要だったようです。
covit-19の感染拡大が収まらないこと,経済の低迷が続いていること
更に,治安の悪化など,すべてが大統領のマイナス評価につながり
経済紙フィナンシエロ(01/07/202)によると
メキシコ大統領の支持率が政権発足以降で最低の
56%になったのです。
両大統領の思惑がぴったり合ったわけです。
ロペスオボラドールメキシコ大統領のアピールは
それだけではありません。
まず,基本的に,就任以来ずっとG20サミットなどの参加を
しないで,自国内の問題に対応しています!のアピール。
さらに,この度も,
民間機を乗り継いでアメリカ(ワシントン)まで行ったこと,
宿泊は,ホテルなど使わず,
駐米メキシコ大使館の施設を使ったこと。
さすがです。
低所得者層が支持基盤である大統領らしく,
”お金の無駄遣いはしませんオーラ”がにじみ出ています。
(※1)
しかし,肝心の新協定(USMCA)が危ういのは,
カナダのトルドー首相が不参加であることにも
表れています。
鉄鋼・アルミ・石油の問題,更に「国境の壁」の問題など
安心できる域は程遠いのが現実です。
(※1)
どこかの国の総理大臣とは大違いです。
外遊は,常に相手国に大きな財布をもって行き,大金のプレゼント,
交渉事項は,まったく自国にとって不利(あるいは無益)なことばかり。
勿論,移動は公用機。
これらすべてが,国民の血税です。
今日(2020/07/09)のケレタロ州フリキジャの空
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